デジタル技術の進化はリスクと機会の両面をもたらしますが、これを積極的に活用することで、競争力強化や社会的価値の向上を取り組むことができると認識しています。
社会福祉法人嘉永会かあむ茜月では、デジタル技術に対応した研修設備や投資を進め、データを基盤とした経営を推進し続け、高齢者福祉の質の向上と地域社会との連携を実施します。
この目標を達成するために必要なことは、データを活用し、業務効率化とサービスの質向上を実現することです。
具体的には、デジタルトランスフォーメーション(DX)を通じて、職員の業務負担を軽減し、利用者一人ひとりに合わせたサービスの提供を目指しています。
DXは、ただ「デジタルを導入すれば良い」というわけではありません。
本当の意味のDXとは
- 業務を棚卸しする
- その上で、デジタルが必要なところは導入する
- できた可処分時間は人間がするべき業務に再投資する。
以上のことなのです。
かあむ茜月は本当のDXを実現し、地域福祉に貢献すると共に、ITリテラシーの高い従業員を育成し、どんな時代がきても対応できる人材を育てます。
社会福祉法人嘉永会かあむ茜月の「DX戦略」と「具体的政策」

社会福祉法人嘉永会かあむ茜月の「DX戦略」
社会福祉法人嘉永会かあむ茜月は以下のDX戦略を実施します。
- AIを活用した安全管理の高度化
- ITリテラシー向上と人材育成
- デジタルツールを活用した業務改善
社会福祉法人嘉永会かあむ茜月の「具体的戦略」

1,AIを活用した安全管理の高度化
見守りセンサーによって取得した居住者の転倒・離床データをAIが分析し、行動パターンや異常動作を学習することで、転倒・転落リスクの高い時間帯や行動を事前に予測することで迅速な対応を可能にします。これによりADL低下、入院対象者を少しでも減らし、入居率を維持し安定した収益基盤を作ります。
2,ITリテラシー向上と人材育成
職員のITリテラシー診断を行い、その結果や研修履歴をAIが解析し、個人のスキルレベルや学習の進み具合に応じた最適な教育コンテンツや研修プログラムを自動提案することで、職員一人ひとりの習熟度に合わせたスキル向上を支援し、施設全体のデジタルの活用力を向上させます。これにより施設内教育が充実し、人材流出による教育のコスト削減を実現します。
3,デジタルツールを活用した業務改善
勤怠データや業務記録をAIが収集・解析し、職員ごとの労働時間の偏りや業務負担の傾向を緩和することで、適切なシフト調整や職員の配置最適化を実施し、過剰労働の防止や業務の効率化を取り組むことで働きやすい職場環境を実現する。このことで無駄は減り、必要なものに経費を投入します。
社会福祉法人嘉永会かあむ茜月の「体制」
DX推進チーム: DX統括責任者(統括管理)因利惠、開発担当者2名(現場作業も兼任)、広報担当者2名(開発担当者と兼任)
DX戦略推進・強化のための体制として、全体的なデータの一元管理、DX戦略における各施策の進捗管理等を専任するDX推進部を設置(2024年11月)した。
DX推進部の育成・確保に関しては、委員長を中心として3ヶ月に1度の会議を実施し育成するとともに、年度ごとに1人新たに育成し、継続できる仕組み作りを行う。
- 現場担当者との連携: 委員会業務など現場職員から定期的にフィードバックを受ける仕組みを作り、現場の悩みを「見える化」し改善に繋げる。
- 外部専門家との協力: DX認定支援の専門家との連携を深め、技術面での支援を受けられる状況を作っている。
社会福祉法人嘉永会かあむ茜月の環境整備
社会福祉法人嘉永会かあむ茜月ではデジタル技術を活用するため、以下の取り組みを行っています。
- 社内の情報をクラウドサーバーに集約し、情報共有、共有同時作業を実施しています。
- 職員のシフトに合わせて、勤務中に全職員が随時使用できるipad及びPCを設置
以上に加えて、最新のデジタル技術を活用するため次の環境整備を行います。
- 事務業務等の自動化を行うためのMicrosoft365、Gasの導入
社会福祉法人嘉永会かあむ茜月の「達成目標」

- 外部研修制度による最新デジタル技術との連携: 外部専門機関で研修し、現場に最先端のデジタル技術をひろめる
- 職員研修の実施:デジタルに対応できない職員へきめ細かな指導を実施
- 業務効率化: 必要に応じてノーコードツールを使ったアプリを導入し、自らの困りごとを自分たちの手で解決。
目標年次2025年度
①職員のDX研修 年1回以上
② 職員のデジタルに対する不安をなくすための研修を年3回実施、新たなデジタル人材の育成1人
③業務効率化件数 新規3件/年
目標年次2026年度
①職員のDX研修 年2回以上
② 職員へのデジタル研修を年4回実施、新たなデジタル人材の育成3人
③業務効率化件数 新規5件/年
目標年次2027年度
①職員のDX研修 最低3回/年
② デジタル人材で地域介護施設と連携し、研修を実施する(年1回)
③業務効率化件数の改善率20% (前年度の業務効率化件数で実施)
社会福祉法人嘉永会かあむ茜月の「DX情報発信」

社会福祉法人嘉永会かあむ茜月は「誰も取りこぼさない社会」の実現を目指します。
私たちが作るのは「未来」です。これから少子高齢化になるのはデータから明確です。DXはそんな時代に対応するための唯一無二の武器と考えます。
社会福祉法人嘉永会かあむ茜月はDX認定施設として、以下の情報を発信していきます。
- 内部情報共有: 職員向けにDX進捗状況を定期的に報告するミーティングを開催します。
- 外部への広報活動: ホームページやSNS(Instagram、Tiktok、エックス)を活用して、DXの取り組みや効果を地域社会や関係機関に発信します。
職員一人ひとりがDXしていき、関わる方全員の幸せを追求していきます。
